初心者必読 ステンレスパイプをTIG溶接する方法
- 事務の人
- 2024年4月5日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年7月22日
こんにちは、アガサ溶接株式会社の事務の人です。
今回のブログネタは、こちら
【初心者向け ステンレスパイプをTIG溶接】

弊社スタッフが丁寧にわかりやく説明してくださったので、それをまとめていきますので、よろしくお願いいたします。
まずは、TIG溶接を仕事にしたいと思った時に最初に受ける試験が
TNーFP(ステンレス配管の薄板とパイプ)の溶接じゃないでしょうか?
そんなステンレス配管の溶接はどのように行うのでしょうか。
まずは必要なものを記載してみます。
① TIG溶接機本体 トーチ、アース線など一式です。
② アルゴンガスボンベ
③ アルゴン調整器
④ 電源 100v-200v
⑤ 溶接面、皮手袋などの保護用具
⑥ 仕上げ用のグラインダーや研磨ディスク各種
アルゴンガスという聞きなれない単語も登場しますが、基本的には危険物ではないので個人の方にも販売してくれることが可能です。
詳しくはお近くのガス屋さんにお尋ねください。
ここで重要なポイントはTIG溶接の場合は両手を使うことが殆どで、ヘルメットタイプの溶接面を購入することをおススメします。
今は光に反応して自動で光量を調節してくれるタイプのありますので、こちらは初心者~上級者の方まで幅広く使うことができます。
欠点としては、少し高価なのと太陽の光にも反応してしまうということでしょうか?
使いやすいので、買って損は無いと思います。
皮手袋なども溶接をする人にとっては必須アイテムなので、そちらはご自身にあったものをお使いください。
さて、いよいよステンレスの溶接に取り掛かりますが、正直言いますと……最初はかなり苦労なさったみたいです。
いまでこそ、弊社のスタッフは綺麗な溶接を可能にしておりますが、最初はステンレスが黒くなってしまったり穴が開いたりと大変だったそうです。
これはステンレスが薄くなればなるほど難しくなるようで、特に熱を与えすぎて黒くなったステンレスは強度的にかなり落ちてしまいます。
JISの試験を受ける際にはドン付(パイプ間の隙間を開けずに配管を合わせること)が多いですが、隙間なくしても穴が開いたりしてしまいます。
この原因は電流が高いことみたいです。
最初の層は、溶接棒無しのナメ付けで溶接する際には電流70A〜100A
の低電流で溶接することをお勧めします。
またルートフェイスも0だとすぐに穴が空いてしまったりしますので、0.5mmほど撮ってあると穴も開かずにゆっくり落ち着いて溶接することができると思います。
表から溶接して裏も溶かす感覚は何度も練習しコツをつかむしかないとスタッフは言っておりましたので、頑張ってください!

二層目以降に関しましては最初は一層目の上に2m mの溶接棒を置いてそれを開先の幅に合わせて溶かしていくだけでなんとかなりますとのことでした。
(めちゃくちゃ適当。。。笑)
これらをしっかり守って、練習をある程度積むと必ずできると思います。
道具も聞きなれないうえに、難しい印象がありますがトライ&エラーと思って是非頑張ってください♪
私たちアサガ溶接株式会社では全国で溶接を必要としている方々に向けて、プロの溶接工を向かわせおります。また、全国で溶接工として活躍したい! と、考えている方がおられましたら、弊社の公式HPものぞいてみてください。
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